バルセロナが2004年の夏以来となる大規模なチーム強化を行っている。これを書いている時点(7月8日)で、アーセナルのアンリにモナコのトゥーレ、リヨンのアビダルを獲得し、まもなく落ちるといわれているのがサラゴサのガブリエル・ミリト。全員それぞれの国の代表であり、移籍金の総額は6000万ユーロ(約100億円)を越えるのだから、嫌みなほど豪華な補強だ。
中でもアンリが話題となったのは容易に想像がつくだろう。バルサは1年前にもアンリの移籍承諾を取り付けたことがあるが、そのときはアーセナルとの本格交渉を前に、アンリ本人に翻意され、御破算となった。しかし今回は移籍成立。ファンは諸手を挙げて歓迎し、カンプ・ノウでのお披露目(写真撮影のためユニフォーム姿で数分間リフティングするのみ)には、なんと3万もの人が駆けつけている。
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photograph by Mutsu Kawamori