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「やっぱり岡田監督は天才だな」2008年セ・リーグ三つ巴のデッドヒートを支えた小田幸平&野口寿浩が語る“2番手捕手”の誇りと幸福「何度でも同じ人生を繰り返したい」

正捕手ひとりで一年を戦い抜くことは難しい。不測の事態が起きても試合を任せられる控え捕手の存在が、チームの明暗を分けることもある。小田幸平と野口寿浩。中日・落合、阪神・岡田、巨人・原のつばぜり合いを、控え捕手だったふたりはどう見ていたのか――。
兵庫・市川高校卒業後に入団した三菱重工神戸で強肩の捕手として頭角を現し、1997年の日本選手権では優勝に貢献。'85年のランディ・バース、掛布雅之、岡田彰布のバックスクリーン3連発を、幼少時に甲子園で目撃したという生粋の虎キチであった小田幸平は、'97年ドラフトで巨人から4位で指名された。
「ドラフトのテレビ中継は練習で見られなかったんです。練習後の移動中にチームのスタッフから電話がかかってきて、『巨人が4位で指名したぞ』と。予想外の展開にテンパって『ヨジンがキョイですか!?』と口走ったのを覚えています(笑)」
1位指名は高橋由伸。開幕スタメン候補のスターはキャンプも一軍スタート。かたや小田は二軍のグラウンドで汗を流した。
「2月の半ばぐらいに一軍に呼ばれました。『小田君、ちょっと受けてくれる?』と桑田真澄さんの指名を受けて、緊張しながらミットを構えた。ところがカーブを捕球できなくて、自分の膝に当てて後逸してしまったんです。もう頭のなかは真っ白。投球練習が終わって肩を落としてブルペンから出ていくときに桑田さんから、『バッティングとディフェンスはどっちが好き?』と聞かれて。どちらかと言えば守備ですと答えたら、『小田君はキャッチングが巧いからディフェンスで食っていけるよ』と。ボールを膝に当てたヤツの何が巧いねん……といぶかりながらも、プロで生き残るには守備を磨くしかないと痛感しました」
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