アシュリー・バーティが世界ランク1位のまま現役を引退した。「私にはもう、自分に挑戦するための肉体的な原動力も欲求もありません。できる限りのことをやってきたし、本当に満足しています。それが私にとっての成功なのです」とSNSで引退を表明。今後は「ほかの夢を追いかけたい」と言う。
'19年に1位の座につき、今年は地元の全豪で初優勝した。バックハンド・スライスで緩急をつけたストロークと、卓越したゲームマネジメント能力で女子テニスに君臨、多くの選手の目標となった。
躍動感のあるプレーが見られなくなったのは寂しいが、その引退宣言は示唆に富むものだった。ほかの夢を追う、というのがいい。「テニスは私の人生で常に重要な位置を占めています。でも今は、アスリートとして求めるものではなく、人が求めるものとして、人生の次の段階を楽しむことが重要だと思っています」というのだ。
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