再編の腹は決まったか。カタールW杯アジア最終予選を戦っている日本代表のことだ。
先の11月シリーズで、ベトナムとオマーンに連勝。これで4勝2敗と勝ち星が先行し、グループBの2位に浮上。年内の日程を終えた。
試合自体は褒められた内容ではない。敵地での連戦とはいえ、どちらも1-0の辛勝。10月のオーストラリア戦で初めて試みた人選と新布陣を継続したものの、課題山積の印象は拭えなかった。
ただ、光明がある。
オマーン戦の後半から投入された三笘薫だ。左の大外から敵の防壁を何度も切り崩し、値千金の決勝点をアシスト。速く、巧みな単騎突破で鮮やかに戦況を一変させた。
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photograph by KYODO