セルビアで開催されたボクシング男子の世界選手権大会。1974年の第1回以来これまで日本選手が誰ひとりとして優勝したことがなかった大会で、ついにジンクスが破られた。バンタム級の坪井智也とウェルター級の岡澤セオンの2人が激戦を勝ち抜き、世界の頂点に立ったのだ。これまでは10年前の村田諒太の銀メダルが日本勢の最高成績だったから、一挙に2人の金メダリスト誕生は奇跡のようなものである。
“アマチュアのプロ”を公言している岡澤は、東京五輪では結果を残せなかったが、今回は安定した試合運びで勝ち進み、決勝ではジョーンズ(米国)を3-2判定で下した。予告通りの優勝はあっぱれというしかない。
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