これまでとは一味も二味も違う。巻き返しを狙い、体質改善を試みたヴィッセル神戸だ。
昨季は下位に低迷。弱点は守備にあった。総失点59は下から4番目。攻めから守りに転じると、草食動物のようにおとなしくなった。
だが、今季は獲物(ボール)を求めてガツガツ行く。肉食系へ様変わりだ。実際、切り換えや球際など、守備の強度が格段に上がった。
好例はスプリント回数だ。昨季の数字を見ると、185回以上を記録した試合は1分け8敗。走らされると、ほぼ勝ち目がなかった。
逆に今季はスプリント回数が増えるほど強い。190回以上を記録した試合は5戦負けなし。各々の走力がむしろ、強みになっている。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by J.LEAGUE