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超攻撃的サッカーで通算200勝。未だ衰えぬ63歳ミシャの情熱。

2020/11/10
200勝達成の試合後には、チームから浦和監督時代からのラッキーアイテムである赤いバラの花束を贈られた。右は広島時代からのパートナー杉浦大輔通訳

 たとえ惨敗しても、連敗の泥沼にハマっても、この人の信念は少しも揺らぐことがない。

 先頃、J1リーグ通算200勝を達成したミシャことペトロヴィッチ監督(北海道コンサドーレ札幌)である。史上3人目。外国籍の指揮官としては初の快挙だった。

 ただ、当人はこの手の数字に興味がない。記録よりもむしろ、観衆の記憶に残るような試合を見せることに心血を注いできたからだ。

「フットボールとは多くの人たちを楽しませるものであるべきだ。それを提供するのが我々の使命だと思っている」

 攻める、攻める。ゴールを目指して、とにかく攻める。攻撃的どころではない。超のつく攻撃的なフットボールこそミシャの信条だ。200勝を達成した横浜FC戦では3-0と快勝。シュートの数でも相手の3本に対し、18本と圧倒している。敗れた下平隆宏監督が「完敗です」と兜を脱いだほどだ。

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photograph by J.LEAGUE

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