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指導者となった矢先の訃報。 弟クリスへ姉から決意の言葉。 ~日本のスケート界を背負って~

ソチ五輪団体戦で姉キャシーと演技するクリス。バンクーバーから村元哉中と組んだ平昌まで3大会連続で出場。

 アイスダンスで五輪に3度出場したクリス・リード氏が3月15日、30歳の若さで急逝した。心臓突然死だったという。姉のキャシーと共に、1月から関西空港アイスアリーナで若手育成のスクールを始めたばかりだった。

 クリスとキャシーが初めてスケート靴を履いたのは'92年、2人が3歳と5歳の時。二子玉川の屋外スケート場だった。米国人である父の転勤で米国、香港、オーストラリアと移住しながらもスケートを続けた。転機となったのは'05年。荒川静香や高橋大輔を指導していたニコライ・モロゾフのチームに加入すると、一気に才能を開花させ、'06年全米選手権でノービス部門のチャンピオンに。母が日本人のため、関係者の薦めで日本代表へと移籍した。

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photograph by Getty Images

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