【プロレス総選挙THE FINAL 第2位】
一昨年、昨年とファンの圧倒的支持を集めて連覇した制御不能な人気を誇る男が、最後の総選挙でまさかのトップ陥落。その結末を「いいエンディング」と表現した内藤が語ったのは、「6大ドームツアー」「IWGPヘビー級&IWGP ICの2冠」という2つの“史上初”の野望と、フル出場にこだわる真意、それと背中合わせの、自身のコンディションについてだった。(Number981号掲載)
一昨年、昨年とファンの圧倒的支持を集めて連覇した制御不能な人気を誇る男が、最後の総選挙でまさかのトップ陥落。その結末を「いいエンディング」と表現した内藤が語ったのは、「6大ドームツアー」「IWGPヘビー級&IWGP ICの2冠」という2つの“史上初”の野望と、フル出場にこだわる真意、それと背中合わせの、自身のコンディションについてだった。(Number981号掲載)
内藤哲也の敗戦の弁には、不敵な笑みが混ざっていた。
「そりゃ今年も1位を取りたかったですし、表紙になりたかったですし、その悔しさはもちろんありますよ。おそらく全選手、投票の経過は気になっていたはずで、僕もチェックしてました。3連覇したかったけど最後に逆転されて……まあこれは棚橋選手的にも、新日本プロレス的にも、Numberの皆様的にもいいエンディングを迎えられたんじゃないでしょうか。3連続で表紙はさすがに勘弁してくれよって、みんなどこかで思ってたんじゃないですか?」
圧倒的な支持率で頂点に君臨し続けてきた男は、この3年間(2017~'19)の総選挙期間、全ての中間発表で1位か2位に名を連ねていた。憎らしいまでの強さを誇った絶対王者が、プロレス界のエース・棚橋弘至に最後の最後に敗れる結末を、ハッピーエンドと表現した。2位に甘んじてなお、余裕と自信は揺るがなかった。
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photograph by Hitori Tanaka