“世界一速く、美しく歩く男”が3年半の苦しみを乗り越えて復活ののろしを上げた。陸上の日本選手権50km競歩(兼世界選手権代表選考会)が4月14日に石川県輪島市で行なわれ、20km競歩の世界記録保持者である鈴木雄介(富士通)が“初挑戦”のこの種目で3時間39分7秒の日本記録を樹立して初優勝。9月下旬にカタール・ドーハで開幕する世界選手権代表に内定した。
「勝てたのは誇らしく、うれしいが、もっと上げていける」
満足感を見せない鈴木だが、50kmは日本勢が'16年リオデジャネイロ五輪と'17年ロンドン世界選手権で3つのメダルを手にしている種目。日本を制することで表彰台を狙えるポテンシャルを示したのは間違いない。
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photograph by KYODO