昨年のアジア大会で6冠とMVPを獲得。さらなる高みへと羽ばたこうという最中に、18歳の少女を突然の病が襲った。
競技、年代、国、あらゆる枠を超え寄せられる回復を願う声。
あらためて、いちアスリートとしての彼女の存在の稀有さに迫る。
競技、年代、国、あらゆる枠を超え寄せられる回復を願う声。
あらためて、いちアスリートとしての彼女の存在の稀有さに迫る。
2月12日14時。池江璃花子(ルネサンス)はTwitterで、自身が白血病であることを公表。『私自身、未だに信じられず、混乱している状況です』と素直な気持ちを記した。
池江の発表から2時間後、岸記念体育会館で行われた緊急記者会見では、池江を指導する三木二郎コーチも驚きと戸惑い、そして苦しみのなかにいた。彼の発した言葉には池江への尊敬の念と、応援し、支えたいという気持ちが表れていた。
「本人がいちばんショックだと思います。でも、この病気と闘っていくと決めたことによって、新たな池江璃花子がまた強くなって帰ってくると信じています。池江は『病気を治してまた二郎さんと練習できるように頑張りたい』と言っていました。それに応えられるように、自分には何ができるのかをしっかり考えていきたい」
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photograph by Takao Fujita