日本人世界チャンピオンが戦わずしてタイトルを失うという椿事が相次いで起きた。4月14日の試合前日の公式計量でフライ級の制限体重50.8kgを900gもオーバーしてWBC世界王座をはく奪された比嘉大吾と、昨年12月ラスベガスのIBF世界S・フェザー級王座決定戦で勝ち、ベルトを日本に持ち帰りながら、ドーピング検査で陽性の結果が出たため王座を失った尾川堅一である。
日本人世界王者がリング外で王座を失ったのは、計量失格、ドーピングとも今回が初めて。今後「2人目」を出さないために、どんな手が打てるかを考えるのが先決だろう。
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photograph by KYODO