平昌五輪で金メダルの最有力候補と期待が高まる最速女王・小平奈緒とオールラウンダー・高木美帆。
今季、大きく飛躍を遂げたダブルエースの成長には、それぞれ過去の五輪で味わった悔しさをばねとした日々の地道な努力と、名コーチとの出会いがあった。
今季、大きく飛躍を遂げたダブルエースの成長には、それぞれ過去の五輪で味わった悔しさをばねとした日々の地道な努力と、名コーチとの出会いがあった。
スタートラインに立つ2人に注がれる視線は、昨季までとはまったく違っていた。'17年12月28日、長野・エムウェーブ。スピードスケート平昌五輪代表を決める選考競技会はどのレースもヒリヒリするような緊迫感の中で進められたが、女子1000mの最終組だけは異質な熱を帯びていた。
アウトコースにこの種目の世界記録保持者である小平奈緒。インコースには、小平に続く今季世界2位のタイムを持つ高木美帆。ここ2、3年で急速に実力を伸ばし、すでに平昌五輪内定を得ていた2人の一騎打ちは、この種目で金メダルを争うことになるであろう五輪の前哨戦でもあった。
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photograph by Takao Fujita