#945

記事を
ブックマークする

デ杯日本代表の新キーマン、マクラクラン勉がひらいた道。~テニス四大大会で初出場ベスト4の快挙~

2018/02/01

 日本協会への登録はマクラクラン・ベンだが、「勉」という漢字の日本名がある。ニュージーランド人の父クレーグさんと日本人の母、夕利子さんの間に生まれた勉は、アメリカのテニスの名門、カリフォルニア大学バークレー校を卒業して競技生活に入った。数年間は鳴かず飛ばずだったが、ダブルスに専念するようになり、昨年、デビスカップ代表入りを想定してニュージーランドから日本に登録変更、テニス人生が大きくひらけた。

 9月のブラジル戦でデ杯初出場。翌10月には楽天ジャパンオープンで内山靖崇と組んでツアー初優勝を飾る。ランキングが上がったことで、この1月の全豪で四大大会初出場を果たし、いきなりベスト4の快挙だ。昨年は「デ杯でプレーするのが夢だった」と話していた。四大大会出場も「目標」あるいは「プラン」でしかなかった。去年の今頃はニューカレドニアや豪州の下部ツアーを回っていたが、一足飛びに“出世”した。

会員になると続きをお読みいただけます。
オリジナル動画も見放題、
会員サービスの詳細はこちら
キャンペーン終了まで時間
特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Hiromasa Mano

0

0

0

次記事