アズーリのいないワールドカップ(W杯)はさみしい。そのことについては別のページが割かれるだろう。
本欄では北アイルランドの不在を書きたい。
いまアイルランド島北部における「大衆の敵」ナンバーワンは、あるルーマニア人の医師で間違いない。
オヴィディウ・ハツェガン。
ティミショアラのビクトル・バベシュ医科薬科大学卒業。37歳の男にはもうひとつ問題の仕事がある。サッカーのレフェリーだ。
ベルファストのウィンザー・パーク。北アイルランドのフットボールの聖地である。かつては凸凹の芝が悪評だった。そのころホームの代表はロングボールばかりを放り込んだので都合がよかった。
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