中央競馬ラストウィークは、クリスマスイブを挟む3日間の開催。フィナーレはもちろん有馬記念(25日、中山、芝2500m、GI)だが、23日には今回で139回の歴史を刻む中山大障害(中山、芝4100m、J・GI)も年末の名物レースとして控えている。
障害レースは、'96年5月から'99年8月の3年あまりの期間、理事長職に就いていた浜口義曠氏の肝煎りで一時的に振興に舵を切られたものの、理事長交代後は再び地味な存在とされてしまっている。その頂点にある中山大障害の1着賞金は、ピーク時の8000万円から、現在は6600万円に減額。落馬の頻度が格段に多いという安全上の理由から新人騎手が育ちにくい(現在減量の特典を持って障害に騎乗しているのは22歳の原田和真騎手のみ)事情もあり、当事者である障害騎手たちが「危機意識はもちろん全員が共有しています」と口にしているほどだ。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています