特別増刊

記事を
ブックマークする

今宮健太に目指してほしい、日本人離れ のスローイング。~ちゃんと捕って ちゃんと投げる「日本人の癖」を越えろ~

2016/09/16

 三遊間へ打球が飛ぶ。それも逆シングルでなければ届かないような深いところではなく、正面に回り込めるところだ。ここからならノーバンで矢のような送球が……と思いきや、今宮健太は一塁へワンバウンドのボールを投げた。

 首位攻防となった8月20日のファイターズとの一戦。ホークスが1点をリードして迎えた8回裏、ツーアウト二塁のピンチで、矢野謙次が三遊間へゴロを打った。ショートが今宮とくれば、期待するのは彼の“ウルトラ強肩”である。その瞬間、彼のこんな言葉が蘇ってきた。

「三遊間の深いところへ飛んで来ると、よっしゃ、ここが見せ場だと、ワクワクします。僕はどんな深いところからでもノーバンで一塁へ投げたいんで……」

特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Hideki Sugiyama

0

0

0

前記事 次記事