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何かのファンになることは苦しくて愉しい。~ヤクルトの全試合をイラストにし続けた男~

2016/03/06

 ながさわたかひろは、まさに執念の男である。ヤクルトスワローズ10人目の選手を自称する彼は、美術家として6年間にわたりスワローズの全試合をイラストレーションで記録。そのとんでもない情熱と持久力は、『プロ野球画報2015 東京ヤクルトスワローズ全試合』という集大成をつくりあげた。

 B5用紙とペンと色鉛筆。これだけが、ながさわの武器だ。1試合につき1枚ずつ、試合のハイライトを丁寧に描写。それを誰に頼まれたわけでもないのに欠かさず続け、毎シーズンオフには球団事務所に作品を報告する。査定と来シーズンの契約をお願いするのが彼の活動だ。目指すは、球団と契約を交わしプロ野球選手になることである(絵かき部門の)!

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photograph by Wataru Sato

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