ようやくたどり着いたマウンドからの景色は、やはり格別だった。インディアンス村田透が6月28日、オリオールズ戦でメジャー初登板を果たした。'11年に渡米して以来、5シーズン目。マイナーで着実に地力を蓄えてきた結果、初めてチャンスが巡ってきた。
「正直、初球を投げる前は感極まるものはありましたけど、そこで感極まっている場合じゃないなと」
結果は、4回途中まで2本塁打を含む4安打5失点(自責3)。ダブルヘッダーに伴う特別ルールで26人目として昇格したこともあり、当初の予定通り、登板後に再びマイナー行きを通告されたものの、収穫十分の69球だった。
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photograph by Yukihito Taguchi