5月下旬、あるニュースが北国ノルウェーを熱狂させた。
レアル・マドリーのノルウェー人MF、マルティン・ウーデゴールがリーガ最終節ヘタフェ戦で、16歳と157日でトップチームデビューを果たしたのである。これはセバスティアン・ロサーダが持っていたクラブ記録を塗り替えるもの。交代したのがC・ロナウドだったこともあり、母国メディアはトップで報じている。
この試合にはノルウェーから約20人の報道陣が駆けつけベルナベウの記者席を埋めたように、試合前から注目が高まっていた。ウーデゴールは16歳にして同国で最も名の知れたサッカー選手で、人気も急上昇中。いま、最も“売れる”選手なのである。『ダグブラデット』紙は“歴史に残る夢の一日”とし、『アフテンポステン』紙も、彼のユニフォームを買うためスペインまで駆けつけた11歳の少年に密着するなど、デビューを詳報した。
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