その理由を教えよう。ナシオナル・ユースチームに所属する15歳のルイス・スアレスがゴールに貪欲だったのは、ガールフレンドの住むソリマルまでのバス代40ペソ(約200円)を工面するためだった。試合前、クラブ役員に「勝手なボーナス」を約束させていたという。
昨年11月に『神憑』という評伝が出たばかりのスアレス。前作は彼が選手として大成するまでを支えた周囲の言葉によって構成されていたが、最新作の『理由』は、本人が自ら語る欧州移籍後を中心とした自叙伝。3度の噛みつき事件や南アW杯でのハンド事件、P・エブラとの人種差別論争など、話題にはこと欠かないストライカー(本が沢山出るわけだ)が一体なにを告白するのか?
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photograph by Wataru Sato