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データ派か、旧スタイルか、メジャー最新GM事情。 ~現場主導の叩き上げで再建を~

2014/12/01
現役時代は5チームで投げ、1995年に引退後はコーチとして3球団を渡り歩いた「叩き上げ」。

 選手のみならず、球団首脳でさえ目まぐるしく代わるメジャーでは、今オフ、6球団で新たにGM(ゼネラルマネジャー)が就任した。2011年、アスレチックスのビリー・ビーンGMのデータ戦略が、「マネーボール」として映画化されたこともあり、近年はセイバーメトリクスなどの細かいデータを重視する風潮が一気に広がった。

 日米を問わず、チームが勝つための手段に、明確な答えはない。だが、ドジャースがレイズGMのアンドリュー・フリードマン氏を社長格として招聘。さらに、MIT(マサチューセッツ工科大)出身の秀才で、アスレチックスのデータ部門を統括していたフォーハン・ザイディ氏を新GMとして迎えるなど、頭脳明晰な若きエグゼクティブが、続々とメジャー各球団の中枢を担う傾向が強くなったことは、今や否定のしようがない。

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photograph by Getty Images

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