錦織フィーバーに沸くテニス界。米国を拠点にトップ選手の肉体を支えるトレーナーに直撃!
テニスは過酷なスポーツだ。男子のグランドスラムでは試合が優に3時間を超え、その中で数cm単位のミートが求められる。瞬発力と持久力が必要だ。
その力を授けるのが、フィジカルトレーナーの中村豊の役目である。
「どんなトップの選手でも、必ず足りないところがある。それを伸ばし、フィジカルのピークを大会に合わせるのが僕たちの仕事です」
元々、中村はプロを目指すテニス少年だった。だが、高校卒業と同時にアメリカの名門ホップマン・テニス(現サドルブルック)に留学すると、そこで壁にぶち当たった。
「プロになりたかったけれど、実力的に無理でした。でも、アカデミーのフィジカルコーチがすごくカッコ良くて、その道に進んでみようと思ったんです」
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photograph by photographs by Shinya Kizaki