UFCの新春第1戦となる「UFCファイトナイト34」(1月4日・シンガポール)で、4名の日本人ファイターがオクタゴンデビューを果たした。中でも、一番強烈なインパクトを残したのはセミファイナルに出場したフェザー級(65.8kg以下)の“クラッシャー”川尻達也だろう。このところ8戦8勝と好調なショーン・ソリアーノを相手に1R中盤までは攻めあぐんだが、それ以降自分のペースを掴み、最後は2Rにスリーパーで失神させて一本勝ちを収めた。
試合の途中で軌道修正できたのは、40戦以上闘ってきたキャリアのおかげか。残念ながら川尻が強く望んだサブミッション・オブ・ザ・ナイト(最も優れた一本勝ちをあげた選手に与えられるボーナス)はもらえなかったが、実力者揃いのフェザー級戦線の上位に一歩食い込んだことは間違いない。
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photograph by Susumu Nagao