新年の風物詩をコトバから読み解く。正月の2日、3日と言えば、箱根駅伝。NHKラジオをかじるように聴いたオールドファンから、駅伝なんてこの時期しか見ないけれど、という新参者まで、誰もが一本のタスキに集中し、手に汗を握る学生スポーツの極点のひとつだ。
本誌でもお馴染みのスポーツライター生島淳にとって何と7冊目の箱根駅伝本となるこちら。「箱根駅伝害毒論」からスタートしたその著作連は、監督に焦点を当てたもの、区間配置や戦略を語るものなどを経て、駅伝がまとう空気や人を語るものへと軽快に変化した。
「タスキ」や「小田原中継所」、「学連選抜」など、箱根駅伝に直接ひもづくコトバもあれば、「遺伝子」、「夫婦」など、なんのことだろう?と瞬時には判断のつかないコトバもあわせて40ワード。1本4枚という原稿量を決めたノックのように、多種多様な球が打ち出されてくる。さあ、どこからキャッチしよう?
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photograph by Ryo Suzuki