10月6日、高見盛の断髪式、「引退年寄振分襲名披露大相撲」が、満員の国技館でにぎにぎしく行なわれた。地元青森からバスツアーで参加した老若男女や相撲ファンで、館内は大盛況。見納めとなる高見盛独特の「気合い注入ポーズ」が披露されると、場内には大歓声が沸き上がっていた。
その前日の土俵上には、ひとりの力士がひっそりと、まげを落とす姿があった。同郷で、奇しくも今年初場所、高見盛と引退の日を同じくした元前頭3枚目の武州山だ。本人曰く「自分は地味な力士でしたから」と、こちらは興行形式ではなく、関係者300人に見守られての静かな断髪式となった。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Masako Kakizaki