なんとしてもワールドグループに復帰する――デビスカップ日本代表の熱い思いを、エース錦織圭に次ぐ2番手、添田豪がかなえた。9月13日から行なわれた入れ替え戦で、日本はコロンビアを3-2で下し、16カ国からなるワールドグループへの2年ぶりの復帰を決めた。最終日の第1試合で錦織が勝って2勝2敗となり、チームの命運は最終試合にかかったが、添田がアレハンドロ・ファジャを逆転で下した。
ファジャとの対戦成績は0勝1敗、苦手意識もあったという。しかし、添田には負けられない理由があった。デ杯で2-2からの最終戦に登場するのは4度目、これまで3戦全敗だった。最善は尽くしたが、チームの期待を裏切る形になった。なかでも'07年のルーマニア戦と昨年のイスラエル戦で味わった悔しさは「ずっと引っかかっていた」。そんな思いは金輪際、味わいたくなかったのだ。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Hiromasa Mano