稀勢の里の弟弟子にあたる鳴戸部屋の高安は、平成生まれの23歳。186cm、163kgの体躯で、突き押し、左四つを得意とし、この9月場所は新小結として土俵に上がる。
兄弟子の綱取りの夢が潰えた先の名古屋場所では、横綱日馬富士を相手に張り手を見舞い、出足を止めての上手捻りで金星をさらった。「畳の上では敬意を表しても、土俵では別です」ときっぱり言い切る。さらに鶴竜と琴欧洲の2大関にも土をつけ、初の殊勲賞を受賞した。
過去2度の前頭筆頭での地位では、ともに5勝10敗と大敗。上位陣の壁にはね返されたことが、この場所での発憤材料ともなったようだ。
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photograph by KYODO