全日本初の外国人指揮官となった男子バレーのゲーリー・サトウ新監督が、ワールドリーグで初采配を振るった。世界ランキング19位の日本を含むランキング下位の6チームで構成されたプールCで、結果は3勝7敗の最下位。2008年の北京五輪以降5年近く停滞し世界から遅れをとった日本が、米国人監督を招いたからといってすぐに国際大会で勝てるほど世界は甘くない。改めて日本が手をつけなければならない課題の多さが浮き彫りになった。
数字的には厳しい結果だが、内容的には多くの変化が見えた。チーム始動から大会開幕まで練習時間が約1週間と限られる中、指揮官はサーブレシーブの新フォームや、速さよりスパイカーの高さや能力を活かせるトスなど、新たな要素を取り入れ、いくつかで成果を上げた。その一つが状況判断に優れた「スマートなバレー」だ。
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