夏の甲子園大会49代表校を予想する高校野球専門誌の表紙を飾っているのは、例外なく松井裕樹(桐光学園)だ。この超高校級左腕は昨夏の甲子園大会において奪三振記録を次々に塗り替え、大阪桐蔭の春・夏連覇以上のインパクトで、その名を全国に轟かせた。
今年度の成績を振り返ると、準優勝した春季神奈川大会では5試合に登板し、32回を投げ、被安打16、奪三振58、自責点2、防御率0.56と安定感十分。持ち味の奪三振率は16.3と圧倒的だ。
神奈川2位校として出場した関東大会は初戦の花咲徳栄戦だけに登板し、延長12回を投げ、被安打6、奪三振18を記録。4対3で強豪校を退けている。
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photograph by Hideki Sugiyama