昔はどの階級の世界チャンピオンが誰であるかを知らないのは、ボクシング専門誌の記者にとって恥ずべきことだった。しかし、今では全部を諳んじている方が稀といっていいだろう。記者も覚えきれないほど、世界チャンピオンの人数が増えたからである。
階級が細分化され、認定団体が増え、倍々ゲームで王者の数は膨れ上がった。さらに最近は同一団体同一階級に正規王者の他に、暫定王者やらスーパー王者、休養王者までいる。マイナー団体も含めればその数は100近い。しかもこれがしょっちゅう変わるのだから、記憶している暇もないというわけだ。
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photograph by BOXING BEAT