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代役の男が成し遂げた、 シーズン最終戦の大仕事。 ~中須賀克行、モトGPで表彰台~

中須賀が守ったシーズン表彰台記録は、1986年、250ccクラスの平忠彦の優勝から始まった。

 11月上旬に開催された最終戦バレンシアGPで、ヤマハ・ワークスからB・スピースの代役で出場した中須賀克行が、最高峰クラスの日本人選手としては'06年オランダGPの中野真矢以来、6年ぶりの表彰台に立った。

 予選はアタックに失敗して16番手。決勝は雨上がりの微妙な路面コンディションで、中須賀はスリックタイヤを選択する。レース序盤はレインタイヤ組が先行したが、路面が乾き始めたことでスリック組が順位を上げるなか、中須賀も6周目には3位に浮上。以降S・ブラドル、C・クラッチローと激しい3位争いを繰り広げたが、まず前方でD・ペドロサとトップ争いしていたJ・ロレンソが転倒。次いでブラドルとクラッチローも転倒し、中須賀は激しいレースを生き残って2位でフィニッシュした。

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photograph by Satoshi Endo

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