8強入りしたロンドン五輪を振り返り、錦織圭は「なにか少しふっ切れたような。そんな感触がありました」とブログに書いている。
五輪の前に戦い方を見直し、「攻撃的なテニスがやはり自分の持ち味なんじゃないかと再認識」したという。ウィンブルドンでは3回戦に進出し、次の2大会は、いずれもベスト8。まずまずの成績だが、本人はその結果や試合内容に満足していなかったようだ。7月のアトランタ大会では添田豪に2-6、1-6と完敗した。錦織の父親、清志さんは「テニスに元気がない」と感じていたという。
その後は一旦、練習拠点である米国のIMGアカデミーに戻って調整した。「自分のテニスとは何か」と自問自答したのは、この時期だろう。導き出した答えは、ミスを恐れず攻める、というものだった。
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