モトGPで2年目のシーズンを迎えるM・シモンチェリが、良くも悪くも、今年の話題をさらっている。
良い部分とは、250cc時代から注目されていた才能を開花させ、速さに磨きをかけていること。今年はウインターテストからトップ争いに加わり、その成長ぶりに誰もが目を見張っていた。
開幕戦カタールGPは5位。第2戦スペインGPでは、転倒リタイヤに終わるも、モトGPクラスで初めてトップを走った。これで自信をつけたシモンチェリは、第3戦ポルトガルGPから第8戦イタリアGPまで6戦連続でフロントローを獲得。常にPP争いを繰り広げる速さは大きな注目を集めた。しかし決勝では転倒が多く、8戦を終え、いまだに表彰台に立てていない。まだ、限界ギリギリで走っている一方、転ぶごとに確実に力をつけていることも事実だ。
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photograph by Satoshi Endo