第93回全国高校野球選手権大会の代表を決める地方大会が、沖縄を皮切りに始まった。全国を俯瞰すれば、今春の選抜を制覇した神奈川県の東海大相模など強豪校が揃う関東地区が、今年の高校野球界をリードしている。
東海大相模は、選抜優勝の原動力になった渡辺勝、臼田哲也、田中俊太の好打と機動力が今夏もカギを握る。
選抜大会を振り返れば、初回の得点が1回戦の関西戦、2回戦の大垣日大戦、準決勝の履正社戦と3回あり、いずれも1番渡辺か2番臼田が絡んでいる。
決勝の九州国際大付戦も3回の先取点が決勝点になっており、このとき突破口を開いたのが渡辺の二塁打だった。1番から3番の波状攻撃が東海大相模の生命線であることは誰の目にも明らかである。
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photograph by NIKKAN SPORTS