#778

記事を
ブックマークする

アヤックスが見せつけた 清水の目指す「完成形」。 ~ゴトビ監督流のサイド攻撃とは?~

2011/05/16
アヤックスとの試合でも、ドリブルでの仕掛けや裏への飛び出しで持ち味は出した伊藤翔

 今季J1開幕を前に、注目していたクラブがいくつかある。順位というより、内容的にポジティブな変化を見せる可能性がある、という意味での注目クラブだ。4月23日にリーグ戦が再開してからは、そうしたクラブを中心に見ているが、これがなかなかおもしろい。

 そのひとつが、ゴトビ新監督を迎えた清水。今季の清水は、日本ではあまりお目にかかれないほど、ピッチを67mの横幅いっぱいに使う姿勢が際立っている。

 最近では、Jリーグでも4-3-3や、4-2-3-1を採用するクラブが増えた。だが、“本場”スペインやオランダなどに比べると、両サイドに開いたFW(あるいはMF)が、ウイング然としていない。彼らはひとまずサイドに位置するものの、中央の組み立てに加わることも多く、ときにサイドで待つにしても、本場で見る“定位置”よりも、2、3mは中央に寄る。そのため、多くの試合で、ライン際には未使用のピッチが生じる。

会員になると続きをお読みいただけます。
オリジナル動画も見放題、
会員サービスの詳細はこちら
特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Takuya Sugiyama

0

0

0

前記事 次記事