4月8日に神戸で行なわれたトリプル世界戦。粟生隆寛、西岡利晃がKO勝ちし、残る長谷川穂積が続けば「3王者揃ってKO防衛」。スポーツ紙の一面見出しも決まったようなものだった。しかし、無情にもその夢を打ち砕いたのが、挑戦者ジョニー・ゴンサレスが4回に放った右のロングだった。長谷川は痛烈なダウンを喫し、直後に試合を止められWBC世界フェザー級王座から転落した。
打ち合いを選んだ長谷川の作戦ミスとの指摘もあるが、それとは別に、あらためてゴンサレスというボクサーのすごさとはこういうことだったのかと納得した。過去に何度もポカをやりながら、人気選手として機会が与えられ続けたのもわかる。新チャンピオンは言ったものだ。
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photograph by BOXING BEAT