「勝てるかなー? 冨田(尚弥)は50mに出場しないで、力温存してますからね。でも負けないように頑張ります。間違いなく、世界最高峰のレースになると思います!」
2月26、27日に行なわれた競泳日本短水路選手権。主役はやはり北島康介だった。冒頭のコメントは、50m平泳ぎ決勝で日本新記録をたたき出した直後のインタビューでのもの。90分後に行なわれる200mの決勝に向け、ライバルの冨田を名指しして“仕掛ける”ことで、観客席を大いに盛り上げた。
大会の数日前(2月下旬頃)、北島はこう語っていた。
「勝つとか負けるとかにこだわりはないです。今年はまず4月の日本選手権(※雑誌発売後、東北地方太平洋沖地震の影響で中止が決定)、そして7月の世界選手権というのが大きな目標。調整とは言いませんが、自分の泳ぎを完成させるということしか考えてない」
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photograph by Takao Fujita