かつて米国ゴルフ雑誌の編集長を務めたゴルフジャーナリストの友人が来日し、僕を訪ねてきた。タイガー・ウッズの醜聞がメディアを騒がせていた時期だったこともあり、彼は「これで、ジャック・ニクラスのメジャー優勝回数の記録は安泰だなぁ」と呟いた。つまり、タイガーは当分、米ツアーに参戦できないという見解だった。
彼が、帰国してすぐに送ってきたメールには、衝撃的な事実が書いてあった。
「感謝祭の日の夜9時頃。タイガーの友人から電話がかかり、ポーカーをやっているからクラブハウスに来ないかと誘われて、タイガーが外出した」ということからはじまり、タイガーが携帯電話をソファーに置き忘れ、着信メールが鳴ったこと。エリン夫人が、気になってそれを開いてみたこと。戻ってきたタイガーと口論になり、9番アイアンで夫人が襲いかかって、タイガーの上の歯が2本折れたこと。その後、車で逃げて事故を起こしたこと。タイガーは、アリゾナのかかりつけの歯医者に行って、歯を治療したことなどが記されていた。さらに「この情報は、出所もしっかりしているし、かなり信憑性が高い」と書き足してあった。
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