テレビに映らない大谷翔平:番記者日記BACK NUMBER
「おいおい、冗談だろ?」大谷翔平不振も“日本通”ブルワーズ監督は警戒心を解かず…「今一番強い」イチロー発言も納得の理由〈ドジャース敗退舞台裏〉
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柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara
photograph byNicole Vasquez/Getty Images
posted2026/10/21 17:00
ブルワーズとの第4戦、復活の本塁打を放った大谷翔平。一方でドジャース敗退の舞台裏に何があったのか
「大谷は打撃不振が続いていますが、それでもあなたたちにとって危険な存在ですか?」
「Oh God! Are you kidding me?(おいおい、冗談だろう?)」
いきなりの反応に冷や汗が出た。
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いや、大谷の実力を疑っているわけではない。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は不振の大谷についても、打線に置いておくだけで相手には脅威になると繰り返していた。それなら対戦する側は実際にどう感じているのか。そこを確かめたかったのだ。
マーフィー監督は「彼はこの時期にどうやって結果を出すかを知っている。野球では28打数1安打という不振もある。でも、何か一つのきっかけで突然変わることがある」と説明。絶好調の時と変わらぬ敬意を払っているとも明言した。質問の出だしには面食らったが、敵将の警戒心の強さは十分に伝わってきた。
イチローも認めたブルワーズの強さ
試合は1-2で敗戦。翌12日の第2戦も4-7で敗れた。
印象に残ったのは、ブルワーズの野球とファンの一体感だった。犠打を巧みに使い、何としても1点を奪いにいく。負ければ終わりのトーナメントを戦う日本の高校野球にも通じる執念がある。もちろん、細かい野球だけではない。長打力、機動力、守備力、投手力。その総合力が際立っていた。
思い出したのは、昨年の米野球殿堂入り式典前日の会見で、イチロー氏がブルワーズを「今一番強いチーム」と評したことだ。「頭を使わなきゃできない、考える野球に戻りつつある」とも語っていた。
攻守の細かなプレーにもスタンドは大歓声。球場全体で勝利をつかみにいくような雰囲気だった。敵地で2連敗。このまま押し切られるのではないか。嫌な予感がした。〈つづきは下の【関連記事】へ〉

