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残酷パウンド連打の朝倉未来が「ずっとリスペクトしてる」青木真也43歳への本音…“水と油”はなぜ噛み合った? 現地で記者がポツリ「いい試合だった…」
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布施鋼治Koji Fuse
photograph byRIZIN FF Susumu Nagao
posted2026/09/16 11:03
試合後、青木真也と笑顔で言葉をかわす朝倉未来。日本のMMA史に刻まれる、短くも濃密な一戦となった
「やっぱもたねぇんだな、身体が」
プレスルームのモニターでこの一戦を観戦していた筆者の耳には、周囲の記者の「いい試合だった……」という声が聞こえてきた。その一方で「青木はもっと何かできたのではないか」といった声も聞こえてきたが、試合後、青木は「俺だってタフファイトしてえよ」と言下に否定した。
「でも、やっぱもたねぇんだな、身体が。しょうがないな、うん」
青木はこうも言った。
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「バックチョークも十字もね。得意というか、取っていた技だし、自信のある技なんだけど、まっ、そういうものも徐々に通じなくなっていくというか。それがまあ歳なんだろうし、新陳代謝されていくものだなと思って、ハイ、ウン」
筆者の脳裏には、昨年11月16日にONE Championshipの日本大会で実現した手塚裕之戦がオーバーラップした。あの一戦も1ラウンドはツイスター(グランドコブラ)で手塚のアバラ骨を折るほど追い込んだが、2ラウンド開始直後に手塚の打撃に捕まり、逆転TKO負けを喫した。
代表質問でRIZINの広報から進退についての質問が飛ぶと、青木は「なんだ? やめさせてぇのかよ、エッ?」と冗談めかして悪態をついたあと、真顔で打ち明けた。
「いや、あの自分でわかっています。ハイ。自分でわかっているんで。ウン。でも、ここでお前らにいいネタはやらねぇ」
朝倉未来がリスペクトを込めて語った願望
観客の誰もがハッキリと記憶していた。試合後、青木がしっかりと朝倉の左手を上げたことを。水と油が混じり合った瞬間だった。青木が素直に自分の勝利を認めてくれたことに対して、いつも冷静な朝倉は「うれしい」と相好を崩した。
「青木選手、世間的には嫌われているのかわからないけど、僕はずっとリスペクトしてるし、格闘技が盛り上がっていない時代からずっと一線で活躍されて、いまもなおトップでやっていることが本当にね、尊敬できる部分だと思うので」
筆者が「時代の節目となった一戦だったのでは?」と水を向けると、朝倉は「青木選手にはまだやることがあるんじゃないか」と願望を口にした。
「個人的にはね、日本格闘技のいちファンとしていうならば『もうひとりやらないといけない選手がいるでしょ?』と思っている。これで終わりじゃない」
桜庭vs.青木から青木vs.朝倉という流れならば、この大河ドラマのエンディングは、やはり青木vs.桜庭大世しかないのではないか。幸いにして、適正階級も同じライト級である。
見たいような、見たくないような。


