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井上尚弥でも中谷潤人でもなく…竹内由恵40歳が共感した“あるボクサー”とは?「切り売りという感覚がある」人気アナに聞く“フリー転身後”のリアル
text by

篠﨑貴浩Takahiro Shinozaki
photograph byMiki Fukano
posted2026/09/10 17:03
フリー転身後も多忙な日々を送る竹内由恵。アスリートへの取材で聞いた話が、人生の糧になっていると明かす
竹内 おこがましいかもしれませんが、堤聖也選手には、少し共感できる部分があります。学生時代からずっと順風満帆だったわけではなくて、なかなか一番になれなかった。でも、うまくいかなかった経験があるからこその強さが今はある。堤選手を見ていると、「人生って長い目で見ないといけないんだな」と思います。その時点だけで「勝ち」「負け」を決められるものじゃない。アスリートの話って、自分の人生にも参考になることがすごく多いんです。ジャンルは違うんですが、和田一浩(元西武・中日)さんの話は何度も反芻しました。
――どんな話が刺さったのか気になります。
竹内 調子を崩した時に、それまで積み上げてきた自分の打ち方を一度ぜんぶ崩して、コーチに言われた新しいフォームを、藁にもすがる思いで試したそうなんです。結果がすぐに出なくても2年間続けて、それが自分の打法になった。「2年間も続けられたんだ」と、まずそこに驚いて。私だったら少しやって「これ違うな」と思ったら、すぐやめちゃう。しかもプロは、すぐ結果を求められる職業じゃないですか。先が見えないなかでも続けられる精神力も、一流の人の強さなんだと思います。
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――インタビューで大切にしていることは?
竹内 「本音を引き出そう」と考えすぎないことですかね。普通に会話して、自然に深掘りした時に生まれるものの方がいいことが多い。だから「用意している質問以上のことは絶対に聞こう」と思っています。自分が本当に興味を持って聞けば、相手から返ってくる答えも変わりますから。
“空気を読まない人”への憧れ
――多くのトップアスリートと接して、共通して感じることはありますか?
竹内 一流のアスリートって、みんな自分をすごく信じている気がします。まだ大きな結果を残していなくても、「自分はいつか花開く」と信じているから続けられる。
――竹内さん自身、「こんな人間になりたい」という理想はあるんでしょうか。

