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井上尚弥でも中谷潤人でもなく…竹内由恵40歳が共感した“あるボクサー”とは?「切り売りという感覚がある」人気アナに聞く“フリー転身後”のリアル
text by

篠﨑貴浩Takahiro Shinozaki
photograph byMiki Fukano
posted2026/09/10 17:03
フリー転身後も多忙な日々を送る竹内由恵。アスリートへの取材で聞いた話が、人生の糧になっていると明かす
竹内 例えば、アスリートには、強く応援してくれるファンがいますよね。その人が何を目指して、どこに向かっているのかが見えるから、共感して応援できるんだと思うんです。自分にはそれがあまり見えていなかった。だから「じゃあ、コーヒーのファンをつくらなきゃ」と思えて、それからはすごく楽しくなってきました。商品をどう良くするか、どう届けるか、途中で作戦を変えるかまで自分で決める。誰かに相談したり、営業に行ったり。自分で決断する範囲がすごく広いので、これまでとは違う種類の仕事をしている感覚があります。
――フリーアナウンサーとしての仕事、コーヒー事業に加えて、2児の母でもあります。お子さんはまだ小さいですよね。ものすごくハードワークなのでは。
竹内 子育ても、後悔のないようにちゃんと時間をかけたいんです。保育園にギリギリまで預けたり、ベビーシッターさんにお願いする日もありますが、常に「4時までにはお迎えに行きたい」と自分の中では目標にしています。欲張りかもしれないですけど、子育ても夫婦関係も仕事も、全部大切にしたいと思っています。
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――そういった経験は、アスリートや著名人へのインタビューにも生きていますか。
竹内 すごく生きています。以前は想像が及ばないことも多かったんですけど、今は「こういう状況だったら、こう感じたりするんじゃないですか?」と聞けるようになりました。私自身も経営者として試行錯誤するようになって、以前とは違う視点から、より深く質問できるようになった気がします。
「人生の参考になる」共感した“あるボクサー”
――今回の取材現場となったCBCラジオの『竹内由恵のGood Shape Navi』でも、さまざまなアスリートにインタビューしています。印象に残っているエピソードはありますか?
竹内 中谷潤人選手から聞いた「小学生の頃に金髪にしていた」という話ですね。ご両親から「周りの人と一緒になるな」と言われて、あえて髪を染めて学校に行った、と。私はなるべく周りと一緒がいいなと思っていたので、全然違う(笑)。15歳でのアメリカ行きも含めて、「人と違う道を選んだ人って、こうなり得るんだな」と思いました。井上尚弥選手との対戦に向けても、周りは井上選手を「モンスター」という特別な存在として見るけど、中谷選手はその影響をあまり受けていない。「強い人がいるなら戦いたい、勝ちたい」と。とてもシンプルな発想なんですよね。
――中谷選手とは対照的に、ご自身に近いと感じた選手は?

