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「“奇跡”はちょっと違うよね、やっぱり“運命”だ」三浦璃来&木原龍一がこだわった7文字「2人の出会いをタイトルにしたい」ビジネス度外視で貫いた信念
text by

佐藤春佳Haruka Sato
photograph byTHE DESTINY
posted2026/09/03 17:11
りくりゅう2人の手作りだったアイスショー「THE DESTINY」
競技リンクを使ううえで、もう一つ気を使ったのがスポンサーの看板だ。通常のアイスショーでは、リンク上にボードを立てかけるのが一般的だが、それではやはり、リンクが狭くなってしまう。そこで、リンクサイドのフェンスにプリントを貼り付けるような手法でスポンサー広告を入れる工夫を凝らした。
「リンクサイドの壁面は傷もあるので、その上にスポンサーのロゴを貼ると見栄えが良くない。そこでまず綺麗に見えるシートで全面に覆って、さらにロゴを貼って、と。これは結構手間がかかる作業ですし、正直コストもかかってしまう。普通はなかなかやらないことだと思いますが、やはりお客様に最高のものを届けたいという彼らの願いを実現したいと思いました」(同)
数センチの違いにもこだわったリンクは、カップル競技の本物の魅力を届けたいという2人の信念の表れだった。
「どの角度からも見えるように」2人の気遣い
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もう一つ、2人が工夫を凝らしたこだわりがある。それは、カップル競技を初めて見る観客にも分かりやすい演出だ。象徴的だったのが、インターバルの時間を利用したカップル競技の技を紹介するコーナーだ。競技前の「6分間練習」風の演出で、ペアとアイスダンスのカップルが氷上に登場。場内のスクリーン映像も利用して、ペアリフトやスロージャンプ、デススパイラルなど大技を紹介し、アイスダンスのカップルも、ステップシークエンスなど、高い技術で見せる技を披露してみせた。
「THE DESTINY」担当責任者によると、これも全てりくりゅうの2人が発案し、どうしたら観客に伝わりやすいか演出のアイディアを考えたという。
「言葉では伝わりづらい部分は、映像をどのように入れていくか、ということにもこだわりました。会場の辰巳はスクリーンが2つ常設されているのですが、実は今回はもう一つ新しい大型スクリーンを入れました。客席のどの角度からもきちんと見えるように、ということで、多くの方に魅力を知ってもらいたいという2人の思いから設置したものです」


