欧州サッカーPRESSBACK NUMBER
「マジで他にいないんだ」「まだフィジカル弱いけど」19歳日本人MFにすがる“堕ちた名門”ファン…スペイン移籍・佐藤龍之介への期待を現地で撮って聞いた
text by

中島大介Daisuke Nakashima
photograph byDaisuke Nakashima
posted2026/09/02 17:09
19歳にして日本代表でプレー経験がある佐藤龍之介は、今夏スペイン移籍を果たした。苦境の名門バレンシアを救えるか
給水タイム等には、中盤の23歳、バレンシア下部組織上がりのハビ・ゲラと打ち合わせる姿があった。中盤の要ハビから佐藤へパスがつながるという場面が少なく、日本とスペインでのパスを出せるタイミング、パスをもらいたいタイミング、ポジショニングなどの感覚の違いがあるように見えた。いかに早くこの差を埋められるかが今後の課題にはなりそうだ。
バレンシア指揮官コルベランは、55分に3枚替えで攻勢を図る。その中で佐藤はポジションを左寄りに変更し、ポリバレントな一面を見せている。しかしバレンシアは83分に失点。同点を目指す中で指揮官は佐藤のプレーに臨みを託したが、同点弾を奪うことはできなかった。
チームは敗戦したものの、佐藤はリーガ2戦目にしてフル出場を果たした。この試合では、守備に追われる時間が多く、体力的にもきつかったはずだが、特にビハインドの中でのフル出場という事実は、指揮官からの信頼の高さを感じさせた。
試練は続く、アタッカーに求められる「結果」
ADVERTISEMENT
バレンシアは続くデポルティーボ・ラコルーニャ戦も1-2で敗戦。続いてはホームでの昨季チャンピオンであるバルサ戦が待っている。ハードワークによる守備面での貢献はある程度評価されるだろうが――やはりアタッカーの佐藤にはゴールに直結するプレーこそが期待される。
シーズン終了とは言わず、半ば頃には多くの「Ryunosuke」ユニホームをまとったサポーターの姿が撮れることを期待したい。


