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「もっとバケモノになります」朝倉未来に次ぐ“RIZIN次世代スター”秋元強真(20歳)の衝撃…クレベル戦勝利の裏に“2人の先輩格闘家”
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橋本宗洋Norihiro Hashimoto
photograph byRIZIN FF Susumu Nagao
posted2026/08/23 11:30
クレベル・コイケに組み付かせず、打撃で試合を制した秋元強真
「いまだにボコボコにされる」
ただ試合はどちらにもならなかった。予想外で、しかし予想以上。攻防を支配したのは秋元だ。タックルを切り、引き込みを許さず、スタンドでバックを取られても突き放す。離れると圧力をかけパンチをヒット。
パンチが当たる距離ということはクレベルにとっても組みやすい距離のはずだ。実際に組みつくことはできた。しかしそこから寝技に持ち込むことができない。
逆に言えば、秋元は組まれても負けない自信があるからパンチの距離に入ることができた。このあたりは青木との練習の成果だろう。試合後、秋元はその手応えを語った。
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「仮に組みの展開にならずに勝ってたとしても(青木との練習は)やってる意味あるなと。いまだにボコボコにされるんですけど、これがないと成長が止まっちゃう」
青木は自身のYouTubeチャンネルで、秋元が練習したことを忠実に遂行していたと明かした。特に重視していたのはスタンドバックからの回避、クレベルが引き込んで下から潜った時の展開。実際の試合で何度も見られた場面だ。
クレベルはワンチャンスさえあれば絞め技、関節技を極めきる能力がある。対戦相手からすれば、一つのミスが命取りになるわけだ。つまり秋元は5分3ラウンド、ノーミスでクリアした。それは早いラウンドでKOするよりも難易度が高いと言える。
“殴られ続けた”クレベルの本音
判定決着になった要因は、秋元も驚愕していたクレベルのタフさ。「殴ってる手が痛くなってきたくらい。どんなに目が腫れても、殺気を感じました」と秋元は言う。加えてフィニッシュブローを放つ左拳の負傷もあった。
そうした展開にも、落ち着いた試合運びを貫いたのが秋元のクレバーなところだ。
「左が使えなくても、他の武器がないわけじゃないので。最近、右のフックも強くなってるし。左を使わないという選択をしただけです」
焦って前に出たらクレベルに絡みつかれ、寝技に持ち込まれてしまう。そうならない間合いを保ちながら攻撃していった秋元。フルラウンド殴られ続けたクレベルは、秋元のスピードと距離感を賞賛した。「今日はボロボロ」で、ここまで顔が腫れたのは記憶にないとも。
秋元はバックからのディフェンスに関して「2年前に元谷(友貴)さんにその部分でやられたので」と、キャリア唯一の黒星を振り返った。2024年の大晦日、RIZIN3戦目の秋元はスタンドでバックを取られ、そこからグラウンドの展開でポイントを失った。その時の悔しさ、反省をそのままにしておかなかったということだ。
また朝倉未来から「バックを取らせないほうがいい」というアドバイスもあったそうだ。勝利の背景には、朝倉未来と青木真也の存在があったと言える。



