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大岩陵平27歳の「古くて新しいプロレス」は、なぜ熱狂を生んだ? 磨き抜いた“古典的で一番効果的な技”「これがオレのプロレスだ」G1優勝に天山広吉も涙
text by

原悦生Essei Hara
photograph byEssei Hara
posted2026/08/21 17:05
36回目の『G1 CLIMAX』で初優勝した大岩陵平(27歳)。新日本プロレスに新しい時代が訪れた。8月16日、両国国技館
「プロレスってみんなバラバラだから面白い」
大岩は準決勝、決勝とマウンテンホーン(角)をつけて入場した。
「『G1』が始まった時の北海道のトークショーの控室で天山さんに『マウンテンホーンつけてみたら?』って言われて、その場で発注して作ってみて。『もし似合ってたらつけます』って言って、天山さんの前でつけたら『オッ、いいじゃん。入場時につけてきなよ』と言ってもらえて、それでつけたら本当に自信が出たんですよ。それで準決勝も勝てたんで、決勝もマウンテンホーンつけていこうっていうことで天山さんと話したら、『この先もずっと使ってくれよ』っていう話はしましたね。マジで僕の力になるんで、これからも使っていきたいなって思いました」
大岩と上村の試合は最近では稀な展開だった。
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「僕たちのスタイルをみんなができるわけじゃないと思うんで、でもプロレスってみんなそれぞれバラバラだから面白いんですよ。僕の嫌いなYuto-Iceみたいに殴る蹴るだけっていうヤツもいるし、ボルチン(・オレッグ)みたいなモンスターもいるし、自分と上村さんみたいなレスリングで闘う選手もいるし、みんながいるから僕たちのそれも個性になる。みんな一緒だったら面白くないんで、だからプロレスラーはみんなそれぞれ自分の戦い方で戦えばいいと思うんです。G1ファイナルでこの戦い方で勝ったんで、自信はもうあります」
Yuto-Iceにはリーグ戦で敗れている。大岩はYuto-Iceが嫌いだと言い切る。
「嫌いなものは嫌いなんで。リング上では去年のタッグリーグで『モブ』って言われて、それで火が点いた自分もいるんで一概には言えないですけど、僕はあのやり方は嫌いですね。下品だと思います」
内藤哲也が新日本とノアのそれぞれの両国国技館での観客動員に触れたことに、大岩が答えた。
「昨日(8月16日)も7200人入ったんですけど、その前の日が7700人。準決勝よりも決勝のほうが少なかったっていうのは、決勝を戦った身からしたらすごい悔しかったんで。だから次の10月の両国、観客動員数もしっかり意識して、内藤さんがそうやって言うなら動員数でノアと勝負したいなと思います」
大岩と上村が東京から世界に発信した「古くて新しいプロレス」は、実を結ぶことができるだろうか。


