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大岩陵平27歳の「古くて新しいプロレス」は、なぜ熱狂を生んだ? 磨き抜いた“古典的で一番効果的な技”「これがオレのプロレスだ」G1優勝に天山広吉も涙
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原悦生Essei Hara
photograph byEssei Hara
posted2026/08/21 17:05
36回目の『G1 CLIMAX』で初優勝した大岩陵平(27歳)。新日本プロレスに新しい時代が訪れた。8月16日、両国国技館
大岩陵平と上村優也が見せた「古くて新しいプロレス」
ただ、60分近い試合が当たり前だった1960年代、1970年代と今は違う。
だから大岩と上村の35分10秒は「古くて新しいプロレス」だった。20分まではヘッドロック、リストロック、アームドラッグ、キーロック、ネックロックくらいでじっくりした攻防だった。終盤ではカンヌキスープレックスやラリアットという展開があったが、フィニッシュは大岩のグラウンドでのヘッドロックだった。
「これが新しい新日本プロレスだ。これがオレのプロレスだ。これがオレのプロフェッショナル・レスリング、オレのずっとやりたかったプロレスだ。今は自分たちのスタイルは世界的にはマイナーかもしれないですけれど、このG1で、このスタイルでお客さんが熱狂できたってことは、オレと上村優也の理想のプロレスのスタイルは間違ってなかったってことだと思う。プロのレスリングなんで、プロフェッショナル・レスリングでこのマットを熱くしていきたい」
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フリースタイル(大岩)とグレコローマンスタイル(上村)を基盤とした戦いはレスリングのテクニックが感じられるものだった。
「自分は成長期、まだデビュー5年なんで。いや、一生現役でいる限り成長期なんで、テクニック磨いてパワー磨いて、しっかりもっとプロのレスリングできるようになっていきます」
大岩は10月12日の両国国技館でG1優勝者としてIWGPヘビー級王座に挑む。現王者は辻陽太だが、9月27日に神戸で後藤洋央紀との防衛戦が決まっているのでその勝者と戦うことになる。
「10月、同じ両国国技館で初めてのIWGP挑戦です。もうこのG1で自分は両国のイメージは良くなったので、あとはそれまでにしっかりと相手の対策をして、ヘッドロックの技術を伸ばして、一点攻めをとことん追求して、さらに磨きをかけて自分のスタイルで戦いたい。ヘッドロックなら頭ぐちゃぐちゃにして脳波狂わせて、目が見えないぐらいに絞り上げる」
大岩は天山広吉からヤングライオン時代に「闘魂」を学んだ。
「『どんだけ苦しくても立ち上がる、下向かない、前向いて、上向いて、ツラかったら、陵平は応援されるからツラいのをお客さんに伝えろ』って言ってもらった。試合中もどんな時も下向かないように頑張るっていうのは、天山さんから教えてもらいました」



