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夫から”ドラえもんのような笑顔”が消えた…常盤山部屋おかみの知られざる苦闘の日々「おかみさん、怖いです…」屈強な関取が漏らした本音 

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佐藤祥子

佐藤祥子Shoko Sato

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photograph byJIJI PRESS

posted2026/07/24 11:02

夫から”ドラえもんのような笑顔”が消えた…常盤山部屋おかみの知られざる苦闘の日々「おかみさん、怖いです…」屈強な関取が漏らした本音<Number Web> photograph by JIJI PRESS

大関昇進を遂げた貴景勝(中央、現湊川親方)。右が常盤山親方(当時は千賀ノ浦親方)、左がおかみのルミコさん

 せめて両国国技館での引退断髪式をさせてあげたい――と師匠夫妻は奔走した。貴ノ岩はその後モンゴルで実業家として活躍し、部屋のパーティなどにも元気な姿を見せてくれるという。

貴景勝は「高僧」のようだった

 2019年3月の大阪場所後には、貴景勝が大関に昇進する。金屏風を背に昇進伝達式で使者を迎えるのは、相撲界の師匠夫妻にとって冥利に尽きることのひとつだ。

「貴景勝は、私たちに幸せをたくさん運んできてくれました。でも伝達式の時に、私、思ったんです。『おそろしく透明な水晶の中に彼は居て、自分を研ぎ澄ませ、その水晶の中には誰も入ることはできない。これからももっと孤独なんだろうな』と、そんなことを思い浮かべながら、金屏風の前で頭を下げていたのを思い出すんです」

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 元横綱二代目若乃花、元大関初代貴ノ花、若嶋津、三代目若乃花と貴乃花など、歴代の横綱大関を垣間見ていたルミコさんだ。

「貴景勝のオーラはまた独特。ストイックな雰囲気はファンの皆様も感じ取ってくださっていたと思いますが、まるで修行を積み続ける『高僧』のようだったんです」

 しかし、余韻に浸る間もなく、親方夫妻はまた新たな問題に直面することになる。

続く

#3に続く
「内臓が全部垂れ下がって、足元がフワフワして」“部屋存続の危機”を乗り越えた先に…常盤山部屋おかみが号泣した弟子たちの“卒業レター”
この連載の一覧を見る(#1〜3)

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