フィギュアスケートPRESSBACK NUMBER
「やっぱり真央ちゃんは…」フィギュア五輪メダリスト・中井亜美が語った浅田真央への尊敬…4年後の五輪で描く青写真とは「4回転ジャンプも練習しようと」
text by

野口美惠Yoshie Noguchi
photograph byAsami Enomoto / JMPA
posted2026/07/20 11:02
ミラノ・コルティナ五輪で銅メダルを獲得した中井亜美(18歳)。全日本強化合宿に参加して新シーズンと4年後の五輪に向けて始動した
「4年後に向けて、表現の幅を広げていきたいということで、中庭(健介)先生と相談して、タンゴの曲調に挑戦することにしました。色々なタンゴの曲が候補に上がったんですけれど、自分としては小さい頃から何度も動画を見て、使いたいと思っていた曲。挑戦するのにもぴったりの曲だということで決めました」
6月末の「ドリーム・オン・アイス」、そして7月4日の強化合宿公開日と、連続してファンの前でショートを披露。切れ味あるステップや、大人びたタンゴの世界観に加え、途中で立ち止まって愛嬌良くアピールする場面など、中井らしさのちりばめられたタンゴに仕上がっていた。
「アイスショーではフェンスがなかったので、フェンスを使わないバージョンでやりました。フェンスはバーのカウンターを意識していて、説得するような感じの演出なので、試合では上手く表現できたらいいなと思います。ステップ中は、メロディを口ずさんだり、目線の使い方、かっこいい表情、ニコッと笑ったりと、いろんな表現があります。自分らしいタンゴを見つけられたらいいなと思います」
ADVERTISEMENT
改めて、浅田の映像を何度も見返したという。
「やっぱり真央ちゃんは本当に滑りが綺麗で、音のとり方もすごく上手。本当に尊敬しているので、自分も良いタンゴを踊れるようにしっかり頑張りたいと思います」
また、フリーは「パリのアメリカ人」に決定した。まだ公開の場で披露していないが、4月にトロントで振り付けを終え、ブラッシュアップ中だ。パリを舞台にした愛と友情が溢れる、悲喜こもごも溢れるミュージカル映画の世界を表現する。
「振付師のデイビッド・ウィルソンさんが『今の亜美ちゃんにぴったり』と言ってくださって、以前から使ってみたい曲だったので決めました。明るい感じで、いろいろな曲が混ざっています」
ルール改正により“新たな武器”で勝負
フリーはルール改正で、連続ジャンプで新たな組み合わせが可能になる。中井もさっそく、今季から導入できる組み合わせの「3回転フリップ+オイラー+3回転サルコウ+ダブルアクセル」を取り入れることを宣言。演技後半に入れることを想定すると、基礎点は「(5.3+4.3+3.3)×1.1=14.19」と、1本のジャンプで14.19点という大技になる。トリプルアクセルに加えて、新たな武器になることが予想された。

